末期がんを撃退する重水素減少水 Part I

地球のすべての水は重水素濃度150ppmです。私たちの体の水も同じです。このことから血液の中の重水素濃度は16.8mmol/L HDOとなります。一方、体の中にがんができると、正常細胞よりも多くの重水素を必要としていることがわかりました。

がんは糖を好むように重水素も好むのです。重水素減少水で徐々に体の中の重水素濃度を減らしていくことでがん細胞は壊れていく一方で正常細胞には影響がありません。極めて明快な事実です。従来のがん細胞の増殖に関わる特定の分子をターゲットにする治療とは異なる価値観です。ただしご注意ください。この方法は徐々に重水素濃度を下げていくのがポイントになります。今まで重水素濃度減少水を飲んでいない人がいきなり50 ppm以下の水を飲む事は正常細胞にどのような影響を及ぼすか未知数ですのでお勧めしません。くれぐれも慣れた医師の元で行うようにしてください。

重水素減少水を製造しているソムリャイ先生のグループは初期の臨床試験で前立腺癌に対する試験を行っています。これは前立腺がんの患者さん44人を重水素減少水を飲むグループAと普通の水を飲むグループBに分けた前向き試験です。前向き試験とは臨床試験をやることを前提に希望者にエントリーしてもらうしてもらいその後の経過を見ていく試験で既に行われた臨床試験を後から解析する後ろ向き試験とは異なります。

グループAは、従来の前立腺がんに対する治療+重水素減少水(重水素濃度は85ppm)を飲んでいただくこと、グループBは従来の前立腺がんの治療+普通の水(重水素濃度は150ppm)を飲んでもらうことでいずれのグループも4ヶ月の治療が行われました。その結果として、前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSAがグループAは平均80%減少したのに対し、グループBはわずか47%の減少でした。がんの体積は、グループAがグループBに比べ有意差を持って縮小しています。また1年後の生存で見てみると、以下の図になります。

前立腺がんに対するグループA(従来の治療+重水素減少水)とグループB(従来の治療+普通の水)との1年後の生存率の比較

生存 死亡
グループA 91% 9%
グループB 59% 41%

重水素減少水によるがんの治療は前立腺がんに限らず、多くの固形癌で生存期間の延長を認めております。

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